オリゼー氏から頂いたSSです。
ゆっこvsライラです。
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「オイ、さっさとカウント取れよレフリー」
「へ……ぅ゛……ッ……ぁ……ぁ゛ッ――――ッ」
思いもよらぬ展開に唖然として口をぽかんと開き棒立ち状態のレフリーへライラが声をかけた。
新女の勇。祐希子がライラのラストライドによって両脚を頭の方へと折り曲げ無様なくの字を作る。
言葉にもならない喘ぎ声。胸元を肌蹴させ、祐希子特有の試合中見せる鋭い眼光を持つ両目は見る影を失い今は白目を剥いて、力が抜け緩んだ口元からは絶え間なく涎と泡が溢れ出す。
そんな祐希子の股間に踵を乗せ、時折コスチュームの上から祐希子の陰部へ捻り込むように左右へ
踵に捻りを効かせるライラが余裕のしたり顔で口元を吊り上げた。
何故祐希子がこんな哀れな姿になってしまったのか、少しばかり話は遡る――――
「新女内に敵無し! これからは視野を広く国内、国外問わず他団体からの挑戦者を募集するわ!」
これは新日本女子プロレスが独自に作り上げたヘビー級タイトルのチャンピオンとして、新女内のトップレスラーと呼ばれる者達を打ち負かした際に雑誌へ向け残した祐希子のコメントである。
新女といえば国内最大、そして最強として君臨している団体、その中で数多のトップレスラーを打ち負かした彼女の言葉に反応する者は国内外問わず中々現れない。
それ程までに他団体のレスラーを震え上がらせ敬遠させる彼女の実力というのはブラフでは無く、まさに向かう所敵なし、飛ぶ鳥を落とす勢いであった。
その中で唯一、祐希子の呼び掛けに反応したのがライラ神威。
彼女はプロレスオタクと呼ばれる者くらいにしか知れていないハードコアが売りなインディー団体所属しており、その団体のヒールレスラーとして暴れまわっていたのだが、幾ら団体自体が努力しようが、いくら自分が派手なコスチュームに身を包みダーディなプロレスをして見ても、自分達の団体そしてライラ神威の名が世に知れ渡る事も無く、そんな結果にイラつく毎日を送っていた。
そのライラの鬱憤と重なるように国内最大級メジャー団体のチャンピオンから誰の挑戦でも受けるという願っても無い話が飛び込んでくれば、彼女が飛びつかないわけがないと言った所である。
マイティ祐希子とライラ神威の試合が決まると、ほぼ無名に近いライラを周りのレスラーはバカにする。
自らの実力を推し量れないバカが名を売りに来た。かませ犬にすらなりもしない。などと自分達は挑む勇気すらないのを他所にライラの批判。
しかし当の本人はそんな批判に涼しい顔。目的はベルトじゃなくマイティ祐希子を喰う事だ。平然と言ってのける。
祐希子とライラのタイトルマッチ。いざ蓋を開けてみると、散々ライラを批判していたレスラー達は押し黙った。
ライラの一方的なラフファイトの前に闘志の消えうせた祐希子。髪は乱れ、コスチュームが捲られ片方の胸はその膨らみを観衆へと晒し、さながら優勝カップを観衆へ見せ付ける様に軽々とパワーボムの体勢で持ち上げられると、その醜態は観衆へと晒された。
「ヒャハハハ! 笑わせるぜぇ……笑わせてくれるぜぇ……コイツが新女のNo1だってぇ?
おい、チャンピオン見ろよ。龍子も、南も、他団体の奴ら全員みぃんな黙って青い顔してるぜぇ? なぁ? おい? 愉快だろ? ヒャハハハ 聞こえてねぇか」
リングサイドで試合の行く末を刮目していたレスラー達に、今の状態を見せ付けるようにライラは下衆な笑い声を漏らしながらリング内を一周する。
「それじゃ、お別れだ……なかなか美味かったぜぇチャンピオン!」
ライラはパワーボムの体勢で担ぎ上げた祐希子をさらにもう一段階高く持ち上げ、その高みから一気にリングへ祐希子を叩きつける。
「ん゛へぇ゛――――ッ!!」
祐希子は潰された蛙のような声を上げ、黒目を裏返し体を力なく体をくの字に折り曲げた――――。
そしてライラから催促を受け、ようやく我に返ったレフリーがカウントと共にリングへ掌を落とす。
『ワンッ!! ツー!! スリー!!』
意識の無い祐希子に屈辱的な格好で受けたそのフォールを返す術など無く、レフリーはいとも簡単にスリーカウントを数え、それと同時に祐希子の臀部が大きく跳ねるように脈を打つ。
「うぉぁ……ッ……汚ね! こいつ失――ッ。 あ~ん? ヒャッハッハッハ!! そうかい……そうかそうか! こいつはとんだ売女だぜ!」
コスチュームを濡らし、祐希子の陰部より噴出した体液がコスチュームの間を縫って祐希子自身の顔へと降り注ぐ。
ライラは失禁したと思ったのだろう急いで脚を引くも、特有のアンモニア臭がまったくしない事に気付き下品なまでの高笑いを漏らす。
「ヒャハッ! なんだテメェ潮吹きやがったのかい! そんなにこのライラ様の踵がお気に入りか? ヒャッハッハッハ!!」
男性の歓声が余す事無く会場へと響き渡る。それは今しがた引き摺り落とされた元チャンピオンの祐希子へのもの。
その歓声は試合を称えるものとは程遠く、女性客が軽蔑の視線を向けるほど性的欲求を掻きたてた歓声。
「あぁ~ん?……素直だねぇ男達は……まぁ嫌いじゃねぇけどな、もっと見せてやんなよ元チャンピオン」
ライラが祐希子の股間から決壊したダムのようにあふれ出るものに蓋をするかのように再度踵を押し付け強く踏み込むと 「んへ……ぁ……は……ひぃ……ッ」 祐希子が意識を立たれてもなお本能からであろうか、だらしない鳴き声を上げる。
そしてその姿は観衆、会場の大スクリーンにいつまでも映し晒されていた――――
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